LIFEBOOK A748/VW、A577/VW こだわり
HDD
ハードディスクの振動・衝撃対策
ハードディスクの周囲に緩衝材を配置するなど、振動・衝撃対策を行っています。(注1)
ロード・アンロード機能付きHDD
ハードディスクにロード・アンロード機能を搭載。磁気ヘッド部を非読み込み時には収納できるようにし、万が一パソコンに衝撃が加わった際に回転ディスク表面を傷つけてしまう危険性を大幅に減らします。(注2)
ハードディスクへの磁気対策
パームレストとハードディスクの間に金属の防磁板を配置する等して、磁気による記録データへの影響を低減させます。(注3)
注1:対策は機種ごと最適な方法を用いているため、機種により異なります。上図は2種類の緩衝材を使用している機種での対策の一例です。
注2:すべての状況に対してハードディスクの破損防止やデータ保護を保証するものではありません。また、暗号化機能付フラッシュメモリディスク(SSD)選択時は利用できません。
注3:対策は機種により異なります。
温度設計
空気の流れを考慮した温度設計
一番の熱源となるCPU、チップセット、メモリの効率的な放熱を可能にしました。
コネクター
DC-INコネクターの凹化
ACアダプター端子周辺部分を凹形状にし、端子の破損を防止します。
冷却
冷却用通風路のホコリ詰まり防止
冷却用のFANにつながる通風路にホコリが詰まると、パソコンが異常発熱や動作不安定を起こす原因となります。これを防ぐために、ホコリの詰まりを簡単にメンテナンスできるダストカバー構造を採用しています。また、CPU発熱と冷却用ファンの状態を検知するソフトウェアをプレインストールし、異常時には点検を促します。
製品評価試験
落下、振動、開閉の繰り返しなど、さまざまな項目を独自の厳しい評価基準でチェックしています。
衝撃試験 | 落下試験 | 振動試験 |
本体に衝撃をあたえ、動作のチェックを行います。 | 本体を落下させ、本体強度のチェックを行います。 | 本体に振動をあたえ、動作のチェックを行います。 |
繰返荷重試験 | コネクター抜き挿し/引張試験 | 転倒試験(動作時) |
一定の荷重を繰返し加えることにより、装置実装状態での各種部品への影響を確認します。 | コネクタ部の耐久性を確認するため、ACアダプター、USB、PCカードなどの各種インターフェースに対し、コネクタ挿抜の繰り返しや、大きな力で引っ張るといった試験を行い、強度のチェックを行います。 | 装置動作中に誤って転倒させた場合を想定し、HDD等への影響を確認します。 |
表示部開閉試験 | ||
液晶ディスプレイの開閉動作を繰り返し、破損などがないか、耐久性のチェックを行ないます。 |
※画面はイメージであり、変更の可能性があります。アプリには別売のアプリも含まれます。アプリやデバイスは国により異なります。
先端のセキュリティや高信頼性をサポートするツールを標準添付しています。
情報漏洩対策ソフト Portshutter Premium
USB、CD/DVD、シリアル、パラレル、LANなどの各ポートの使用を制限するソフトです。USBは機器ごとに有効/無効/読み取り許可の設定が可能です。スマートフォンの遮断にも対応しており、私物機器からの情報漏えいを防止できます。LANは接続ネットワークを判別し、許可するネットワークが設定可能です。業務上必要な機器やネットワークを許可しつつ、セキュリティを確保できます。
注意:Portshutter Premiumを使用する場合、下記の制限事項がありますのでご注意ください。
- 「CD/DVD」「パラレル/シリアルポート」を無効化した場合、それらに接続されるオプション製品がご利用できなくなります。オプション製品の接続されるポートについては、システム構成図にてご確認ください。
- スマートフォン、タブレットの遮断を動作確認しています。
- CD/DVDの「読み取りを許可する」設定はWindows®標準の書き込み機能および添付されるライティングソフトウェア「Roxio Creator LJ」で動作確認しています。
- Portshutter Premiumについては「(株)富士通ソフトウェアテクノロジーズのホームページ」でご確認いただけます。
ハードディスクデータ消去ツール
OSのデータ削除やフォーマットだけでは、データを完全に消去できません。そこで、記録されたデータの流出を防ぐために、データ消去ツールを標準添付しております。米国国防総省(DoD)規格準拠(3回書込)、NATO規格準拠(7回書込)に対応し、データの流出を防ぎます。
より高度な完全データ消去をご希望の場合は「データ完全消去サービス」(有償)をご利用いただけます。
データ完全消去サービス://www.fujitsu.com/jp/services/infrastructure/maintenance/lcm/service-phase4/h-elimination/
BIOSパスワード
OSの起動およびBIOSの設定変更をパスワードで制御。ユーザーパスワード、管理者用パスワードの2種類を用意。誤ったパスワードを3回入力すると警告音を発します。BIOSパスワード入力の代わりに、手のひら静脈センサーや指紋センサーと連携した認証が可能です。
HDDパスワード
HDDに直接パスワード設定し、起動時に照合します。HDDの盗難による情報漏洩や不正使用を防止します。
暗号化機能付フラッシュメモリディスク(SSD)(カスタムメイドで対応)
OSやプログラムを含む全データの書き込み時にHDD/フラッシュメモリディスク(SSD)で自動的に暗号化。
読み出し時も自動的に複合されるため、暗号化を意識せずにセキュリティを確保でき、パフォーマンスにも影響を与えません。
物理解析(ディスクの直接解析)されてもデータの読み出しが困難となります。HDD/フラッシュメモリディスク(SSD)へのアクセスはパスワードで管理(BIOS起動時に入力)され、不正な使用を防止できます。
注意:BIOS設定の変更により、利用時のパスワード入力を省くことも可能です。(パソコン本体からHDD/フラッシュメモリディスク(SSD)を抜き取り、他のパソコンに接続してデータを読み取ろうとした場合にはパスワード入力が必要となります。)
盗難防止用ロック取り付け穴
ワイヤーロック(別売)の鍵取り付けが可能なスロットを搭載。パソコン本体の盗難を防ぎます。
注意:ワイヤーロック/盗難防止用品は盗難の危険を軽減するものであり、盗難の防止を保証するものではありません。
DVD-ROMドライブ
CD/DVDへの書き込み機能が無いDVD-ROMドライブを選択可能。外部への情報持ち出しを未然に防ぎます。
指紋センサー (注:カスタムメイドで対応)
指先をスライドさせるだけで、簡単に本人認証が行えます。
各ユーザー固有の指紋を使うため、個人の特定に適し、盗難や忘却のない利便性に優れたセキュリティです。
- Windowsログオン認証やアプリケーションログオン認証に加え、BIOSパスワードと連携し、パスワード入力の代わりに指紋による認証が可能です。
- 富士通独自の「適応型特徴相関法」で指紋を特殊データ化するため、指紋の画像自体は保存されず、データからの指紋再現も不可能です。
- Secure Login Boxを使用すれば、ユーザー情報を一元管理でき、運用性が向上します。
注意:Secure Login Boxを使用するには別売ソフトのSMARTACCESS/Premiumが必要です。
注意:SMARTACCESS / Premium(別売)を使用する場合は、指紋センサーがSMARTACCESS / Premiumでお使いになれるかを製品サイトでご確認ください。
※パソコンによって、お使いになれるSMARTACCESS / Premiumのバージョンが異なります。
手のひら静脈センサー (注:A748/VWでカスタムメイドで対応)
最も安心で最も簡単な手のひら静脈認証が、面倒なパスワード入力から解放します
システムへの不正アクセスや情報漏えいを防止するため、ID / パスワードによるログオン管理されるシステムが増加しています。また、以下のようなパスワード管理の厳格化が一般的に行なわれています。
- 桁数の増加、記号 / 文字 / 数字の組合せによる複雑化。
- システムごとの異なるパスワードの設定、パスワード有効期限の設定。
これにより利用者は、パスワードが覚えきれない、同じパスワードの使い回し、メモ書きによる管理等の生産性低下とセキュリティレベル低下が発生しています。手のひら静脈認証の導入により、利用者は面倒なパスワード入力から解放され、簡単な操作で最高レベルの 認証精度を実現可能です。
富士通の手のひら静脈センサー
- 世界最小・最薄・最軽量の小型手のひら静脈センサーの搭載により、タブレット / パソコン内蔵「非接触型の静脈認証」を実現。(注)世界最小・最薄・最軽量。2016年10月現在、当社調べ。
- 最高水準の富士通独自の高速撮影技術・認証アルゴリズムで、読み取りセンサーに直接触れずに「かざす」だけの確実な個人認証を実現。すでに豊富な利用実績を誇る静脈認証により、高精度で高ユーザビリティ認証を実現。
- 身体状態に左右されず快適に認証可能。従来の指紋認証装置では読み取りづらかった乾燥や多汗な状態にも左右されることなく、快適に高精度認証が可能。安心感や使いやすさの点においても従来の問題点をクリアしました。
注意:静脈認証方法について
手のひら静脈センサーを使用して静脈認証をおこなうには、あらかじめ静脈情報を登録しておく必要があります。センサーの発光部から出た近赤外線を手に当て、その散乱光をセンサーの受光部で読み取ることによって、手のひら内部の静脈情報を読み出します。センサーにかざした手の静脈情報と、事前に登録された静脈情報が一致すると認証が完了します。
注意:SMARTACCESS / Premium(別売)を使用する場合は、手のひら静脈センサーがSMARTACCESS / Premiumでお使いになれるかを製品サイトでご確認ください。
※パソコンによって、お使いになれるSMARTACCESS / Premiumのバージョンが異なります。
手のひら静脈認証の特長
1. 高い安全性
- 静脈は体の中の情報なので盗まれにくい。
2. 高い認証精度
- 『手のひら』は静脈本数が多く、かつ複雑に交差しており高い認証精度が可能です。
- 『手のひら』には幹線の太い血管がはしっており、寒さの影響を受けにくい。
3. 高い受容性
- 『手のひら』 は、誰でも、いつでも認証に使える部位です。
- 非接触で、衛生的かつ誰でも抵抗感なく使えます。
- 手をかざすだけの簡単な操作で認証が可能です。
利用者にとってのメリット
- 手のひらをかざす簡単な認証方式
- パスワードからの解放(パスワード代行入力機能)
- 業務効率の向上(シングルサインオン:一度の認証でアプリケーションに自動ログオン)
システム管理者のメリット
- イレギュラー対応の低減:手のひら静脈認証は受容性が高く、認証エラーが少ない
- パスワード問い合わせ / 再発行対応の低減
- カード破損 / 紛失時の再発行費用 / 工数の削減
経営者のメリット
- なりすまし防止(確実な個人特定)。
- 誰が、いつ、どのシステムにログオンしたかといった認証ログの記録となりすまし防止により、不正アクセス等の犯罪の抑止効果がある。
ジェスチャー機能対応フラットポイント
フラットポイントの設定を変更することにより、スクロールや拡大縮小といったジェスチャー機能を使用することができます。
注意:ジェスチャー機能をご使用になるには設定が必要です。(出荷時は無効になっています。)
スクロール機能(注)
フラットポイントの操作面でマウスポインタをスクロールさせた後、フラットポイントの操作面から指を離さずに円状になぞると、スクロールの動作が続きます。
拡大・縮小機能(注)
フラットポイントの操作面を、2本の指でつまんだり開いたりする操作をすると、画像やウィンドウ内の画面が拡大や縮小表示されます。
(注)使用するソフトウェアによって動作が異なったり、使用できないことがあります。
操作が快適なキーレイアウト
使用頻度の高いキーを大きくし、端や角に配置することで使いやすさを向上させています。
※A748/VW、A577/VWは、標準テンキー付キーボードです。
富士通グループは、ITサービス業界で初めて「エコ・ファースト企業」として認定されました。
「エコ・ファースト制度」は、業界のトップランナー企業の環境保全に関する行動をさらに促進するため、企業が環境大臣に対し、地球温暖化対策など、環境保全に関する取り組みを約束する制度です。
省電力
省エネ法(目標年度2011年度)
省エネ法で2011年度までに達成しなければならない目標基準値を達成した製品です。製品ごとのエネルギー消費効率は、「仕様ページ」をご覧ください。
国際エネルギースタープログラムに対応
当社は、国際エネルギースタープログラムの参加事業者として本商品が国際エネルギースタープログラムの対象製品に関する現行基準を満たしていると判断します。
特定化学物質の使用抑制
J-Mossグリーンマーク
J-Mossグリーンマークは、JIS C 0950:2008に規定される特定化学物質(鉛・六価クロム・水銀・カドミウム・PBB(ポリ臭化ビフェニル)・PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)の6物質)の含有マークの表示が必要ない製品に表示できるマークです。LIFEBOOK A748/VW、A577/VWはJ-Mossグリーンマークに対応しています。
J-Mossグリーンマーク製品の詳細情報
RoHS指令
電気・電子機器に含まれる特定化学物質<鉛、六価クロム、水銀、カドミウム、PBB(ポリ臭化ビフェニル)、PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)の6物質>の使用を制限する欧州の規定である「RoHS指令」に対応しています。
ハロゲンフリー樹脂
燃焼時にダイオキシンを発生させないハロゲンフリー樹脂を製品のボディーに採用しています。
環境負荷の低減
再生プラスチック
資源の有効利用のため、製品のボディーの一部に再生プラスチックを使用。
植物油インキ使用包装箱
梱包する段ボールの印刷に環境負荷の少ない植物油インキを使用。
富士通はパソコン本体の部品受入検査・CPU組み込み・部品組み込み・最終組み立て・出荷試験(品質管理)を日本国内で実施しています。お客様からいただいたご意見は開発拠点に集約し、開発工程にフィードバック。使いやすさの向上、信頼性の確立など、よりよい製品づくりのために活用しています。
メインボードは自動化された専用のラインで製造。
人為的ミスによる不良を排除します。
ネジ1本の締め忘れさえ見逃さないなど、
徹底した品質管理を実践しています。